1978年リリース、The Undertonesの代表曲のカバーです。
それでは早速元ネタと我々the heizのバージョン。ほぼ完コピです。
70年代パンクは、高校でRAMONESにハマったあと、周辺を掘りたいと思ってコンピを買って好きになりました。この2枚のコンピはとても入門編として最適で。ほぼ網羅してるしナイス選曲。良い買い物しました。TEENAGE KICKSもその中の一曲でした。ポップなのに轟音なのが良いっすよね。
そのあと当時メンバーだったシニガミ・シュークリーム君(仮名)から90年代パンクの「HAGFISH」のアルバムを借りて。ボーナストラックにちょいとスピードUPした『TEENAGE KICKS』が入ってましたね。HAGFISHはめちゃめちゃ聴きこみましたね。ギターが重いのにザクザクしてて本当にいい音なんですよね。こんな音出せたらなぁ。今更研究してみたいです。あとパンクバンドなのにスーツを着てるとこも影響受けましたねぇ。
さて、この曲TEENAGE KICKSを自身のバンドで演奏する機会はあまりなかったのですが、アサコさんとキムさんと粟田くん(仮名)でNamonakibandというバンドをやってたんすけど、そん時Rolling Stonesの『Out of Time』の日本語カバーをやってたんです。それのイントロにTEENEGE KICKSのイントロを付けたりはしてたんですけどね。あと、VM5のメンバーでもあるMakojetのバンド、「Boogie the マッハモータース」もライブでやってましたね。我々VM5もスタジオで合わせたり、アコースティックライブで演奏したりしましたね。
個人的には直近でこの曲を再評価するきっかけになったのは映画でした。「グッド・ヴァイブレーションズ」という映画で、アイルランドのレコード店オーナーがレーベル作って「TEENAGE KICKS」を売り出すという実話に基づくストーリーで、暑苦しく切なく良映画でしたよ。
収録の経緯
満を辞して今回、the heizのアルバム収録にされたナンバーですが、大層な理由などなくw アルバム収録候補曲を決めるスタジオで、カバーレパートリーを結構たくさん演ったんですね。その中でグルーヴが良かったのがこの曲だったんですよね。ミドルテンポっぽいのも良かったし。
以前は独自のアレンジを施していないカバーを演奏することに抵抗があったんです。「完コピ聴くくらいなら、元ネタを聴いた方が良いじゃん」なんて思ってました。なのでオーバーアレンジをして、ボツにすることが多かった気がします。最近はもっと素直に、「同じ楽譜でもやる人が違えば良いのかな」と。「クラシックもそうだしね」なんて思えるようになりました。好きなことを素直にやる姿勢は、最近ラジオでハワイアンに触れてることからの影響かもしれません。
あとは、ロックンロールの伝道への貢献ですかね。言い方は大袈裟ですけども。w
レコーディング
レコーディングはリハスタで、おそらく歌ありで2回演奏しただけですかね。ところどころ、チョキチョキハサミを入れて細かいミスとか修正してますけど、たしか、ギターソロとかは別テイクから持ってきたのかなと思います。そうそう、一発録りでも強引に編集できるんですよ。The BeatlesのShe Loves Youの01:23の繋ぎとか、勇気もらえますねぇ。笑 かっこよければ良いんだ!って感じ?
ライブ演奏の機会はあるのか?
最近では2022年11月のLAS VEGASでは演奏しました。2023年1月の札幌SUSUKINO810ではDJ ○橋さんからリクエストされ演奏。そんなメジャーな曲じゃないから日本で演奏するのは不安だったんですけど、会場からは好意的に受け止めて頂きほっとしました。
おまけ
最後のオマケです。このOne Directionによる人力マッシュアップカバーは非常におもしろいですよね。センスが良い。。元ネタのBLONDIEはいつも音楽性高いなぁと感心します。コード進行がクセになりますね。
↓アルバムは各種音楽配信サービスで聴けます♪