結論
最新テクノロジーでジョンの声がくっきり。新曲はファンとしては嬉しい＆素晴らしかった。♪「I miss you」で泣く。でもやっぱりデモはデモだよなぁとも感じました。
鑑賞前の状況
ネットニュースで噂され続けてましたね。AI音源分離ソフトでピアノ弾き語りデモから声を分離したんだとか。Youtubeでジョン・レノンの弾き語りデモを拝聴。
アンソロジープロジェクトでの新曲「フリー・アズ・ア・バード」と「リアル・ラブ」も個人的にはとても好きだったので今回の新曲も期待が募ります。
鑑賞後の感想と考察
残されたメンバーのチャレンジや愛情・友情が感じられ、個人的には好印象。気持ちの問題で好印象。既知のメンバーとプロデューサーでベストを尽くしたんだろうなと思える内容です。（そうそうたるメンバー）
曲自体が穏やかで美しい印象だけど、シングル曲としてはどうなんだろう？と感じましたが、結構耳に残るメロディでサスガです。スルメ系の曲かもしれません。
しかしサウンドやアレンジ面では不満が残る。ビートルズ風なるように皆さんが頑張ってるんですが、ビートルズ風って、当事者よりも部外者の方が、「風（ふう）」ができる。部外者の僕からすると「風」が物足りない。
かといって「今」のサウンドにするのもファンから総スカンを喰らうのは目に見えている。難しいですね。。
この難しいチャレンジを引き受けたポール、リンゴをはじめとする関係者の皆さんには敬意を表したい。もう働かなくても、好きなことやるだけで生きていけるのに、こんな賛否両論が巻き起こることが必須なプロジェクトを動かすなんて、どこまでもエンターテイナー、どこまでも社会貢献だ。多くの人がビートルズの新曲が聴きたい、メンバーのコラボが聴きたいと願い、その願いを形にしてくれたのが本作だろう。
アレンジ面では一聴した感じだとシンプルな８ビートに少し違和感を感じた。Aメロはハーフのリズムの方がバラードチックなジョンの歌に合うんじゃないだろうか。（←While My Guitar Gently Weepsみたいなイメージ）ジョンの歌い方がもう少しハードだったら今のアレンジでも良かったかもですが、ソースがデモテープの弾き語りですからねぇ。こればっかりは致し方ないですね。歌のハードさを補完するためにもトリビュートバンドの方々にはぜひ挑戦して頂きたい一曲ですね！（自分もやってみたい）
鑑賞の背景
大ファンですので。もちろん。
その他・所感
ビートルズ本人よりもビートルズ風を感じるのにオススメな音源・動画を軽く紹介します。どれも大好きな名演です。またの機会にちゃんと紹介したいですね。