Jon Spencer & the HITmakersのアルバム『SPENCER GETS IT LIT』感想と考察

結論

90年代に僕を夢中にしたジョンスペの『あの感じ』が満載。久々にビビっときたアルバムです!

鑑賞前の状況

ネットサーフィン中にレビュー記事に遭遇。JSBX名義ではなく、Jon Spencerが新しく組んだバンドということで、全く期待せずにYoutubeで試聴したところ、往年のジョンスペそのもの。2、3曲聞いてみるとどれもイイ!Amazonで速攻ポチりました。(僕は2、3曲良ければ、あとは試聴せずにアルバムで鑑賞するタイプです)

鑑賞後の感想と考察

ジョンスペ同様に、ダーティでワイルドで、ロカビリーでヒップホップな感じが満載。ただ「渋み」は増しているし「センス」は研ぎ澄まされている。どうやったらバンドでこんな風に曲を構築できるのか?少々実験的でプログレッシブなところもあるが、基本はわかりやすいガレージロック。1曲め『Junk Man』のリフの竿モノの抜き差しが秀逸。ここ、普通バンド全体で「ガーッ」でやっちゃうところだよな。。また、ガッツリとコンプレッサーで圧縮したドラムには驚くことにフィルが全く無い。そしてこのことがドラムの存在感を爆上げしており、ドラムが最高にカッコよく響いている。ちょーカッコいいアルバムでした。

鑑賞の背景

1990年代、2000年代前半に青春を過ごせたのは、音楽的に素晴らしいことでした。JSBX(ジョン・スペンサー・ブルース・エクスプロージョン)は確か、90年代にテレビ神奈川でMVを観て知ったんだと思います。アルバムを何枚か買ってドハマりしましたね。時代に沿った最新型のガレージ・ブルースといったところでしょうか。ダーティでワイルドで、ロカビリーでヒップホップ。初期ミルクティースに多大なる影響を与えたことは間違いありません。『acme』の次のアルバムでちょっと趣味が合わなくなり、そこからは大分ご無沙汰してしまってました。最近の僕は影響を受けたアーティストや音楽、映画について、1日数分チェックする時間を作ってるんですが、そこで知ったのが、この2022年のアルバムなんです。久しぶりに感性が交わることができてうれしかったです。

その他・所感

ジョンスペで他にオススメなのが僕的には『acme』ですね。あとライブアルバム『コントロヴァーシャル・ニグロ』。こちらは今売ってないみたいなので中古見つけたら買いです。あとは、映画『BABY DRIVER』のサントラの一曲目に『Bellbottoms』というカッチョいい曲が入ってるので、他のアーティストも聴きたいような人は、こちらから聴いてみるのも手です。

※オススメ他の二つはYoutubeで公式見当たらなかったのでamazonリンク貼ってます。


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