結論
マイ90年代ヒーローの一人『Fatboy Slim』。王道セットリストでアゲるプロの仕事を観た。最前列で感じた「人間」のおもしろさ。
鑑賞前の状況
僕の音楽人生に影響を与えたアーティストを３つまでに絞ると、
「ビートルズ」「ラモーンズ」「Fatboy Slim」
やっぱりこうなる。
ここに「チャック・ベリー」「ストレイ・キャッツ」「ギターウルフ」「Jon Spencer Blues Explosion」「Frantic Flintstones」が入ってくる感じ。
それくらい90年代の「Fatboy Slim」との出会いは強烈だった。
思い出を語りだすとめちゃめちゃ長くなったので別記事にするとして、2000年代の僕はバンドのどさ回りで多忙＆貧乏、とてもじゃないけどプロのライブに行く時間も余裕もなかったので、今回が「Fatboy Slim」初観戦でした。
今も金欠であることには変わりないんですが、無理してでも行かなきゃいけない時ってありますよね。頑張りました。
あいにくの雨の中での鑑賞。カッパ＆寒さ対策の全身ヒートテックで挑む。
鑑賞後の感想と考察
Youtubeでライブのフル尺がバンバン上がってるんですが、そちらと大幅な変更は無かった印象。今回は6年ぶりの来日ということで、王道セットリストだったのかな。ちょっと日本に触れる部分はあったものの、そこが少し物足りなかったですね。プロとして大きなステージに立つということは、やっぱりそういうことですよね。大掛かりなVJも入ってるし、キメで特効がドカーンってなるし。事前の打ち合わせが必要ですよね。
『Fatboy Slim』がコロナ禍でDJプレイした「Lockdown Mixtape」シリーズが本当に素晴らしかったので、何というかライブ感を期待してしまった自分が居たんですね。今回は、踊らせるプロとして、エンターテイナーとしての「Fatboy Slim」を観せてもらった感じです。
どんなプロの人にも言えるのだけど、毎回同じようなステージをしてても本人は楽しめてるのだろうか？とか考えてしまいます。自分に置き換えると、自由に阿呆なことができる「売れてない状態」をもっと楽しんだ方が良いんだろうなぁと感じました。それが今できることですしね。
話は変わりますが、一緒に行ったアサコさんは普段から人混みをする抜けるのが上手なんです。おかげさまで最前列に辿り着き鑑賞することができました。ここで面白かった点が２点あります。
１点めは、最前列の人間模様。ここも長くなりそうなのでまた改めて書くとして、周りの人とチームを組まないとその場に留まることが難しいということ。（後ろからガンガン来ますしね。。）
２点めとしては、ステージが近かったので憧れのアーティストが「ちゃんと人間に見える」ということ。偶像とかアイコンでしか頭の中になかったものが「ヒト」と認識できる。これは僕にとって大きなことでしたね。おこがましいけど、ステージのそっち側（演者側）でも全然また会えると感じた。根拠のない自信のようなものが芽生えましたね。この感じを忘れないように日々精進したいと思います。
鑑賞の背景
Youtubeでライブのフル尺がバンバン上がってるのでたまにアガりたいときに観たり聴いたりしてました。特にコロナ禍のロックダウンの時には自宅でのDJプレイを配信したり、先述のMixtapeを作られたりと大活躍されていて。それがきっかけで今回も早めに情報を得ることができました。感謝。