the heizセルフ解説シリーズ③、今回は『BEST PIZZA SHOP』です。
<前回はこちら>
この曲は2、3年くらい前に弾き語りのデモがあったはず。できた瞬間に「キター!」ですね。ヒット曲の予感がしました。(あくまでも自分たちの中でのヒット曲という意味で)
キムさんはフード系の曲を歌うというキャラが定着しており、今までにリリースした曲もたくさんあります。ただ、新曲を作るときの食材選びが大変なんです。変な言葉ですねw 繰り返します。「新曲を作るときの食材選びが大変なんです。」
フードメニュー
- WHOLE LOTTA PIZZA(たくさんのピザ)
- P. B. R. (アメリカで良く飲んでいるビール銘柄)
- SHUT UP AND DRINK(黙って飲め。歌詞中にBUGER KING登場)
- TACO MAMBO(タコスのマンボ)
- STEAK STEAK STEAK(ステーキ)
- ANOTHER HELPING(おかわり)
- I’M STARVING NOW(私は空腹です)
- CHESE ON THE MARCH(チーズの行進)
この中ではダントツ一位で『WHOLE LOTTA PIZZA』が人気です。他の食材も色々取り上げてきました。何年か前もTHE HEIZのメンバーで打ち合わせしたんですね。
というわけでPIZZAソング2曲目が爆誕した訳です。アルバム収録の筆頭候補曲でしたね。さて、今回の『BEST PIZZA SHOP』がどこまで『WHOLE LOTTA PIZZA』に迫れるか?楽しみですね。
アレンジ
バンドで合わせて2回くらいでアレンジが完成したと思います。間奏明けの処理を調整したくらい。そういうのが理想なんですよね。もちろん練りに練って作りたい時もあるんですが、ロックンロールバンドなんでね。勢いで録っちゃった方が僕は好みですね。
レコーディング
バンド一発録りでカラオケテイクを2回ほど録ったかと思います。理想は歌も含めての一発録りなんですけど、ドラムを叩きながら歌うと、ドラムの音がボーカルマイクに入り過ぎちゃって使えなかったんですよね。一応インカムも持ってきてもらって試したのですが無理でした。歌は当日に別録りです。
歌録りと周波数
キムさんは歌が上手なんですが、レコーディングの時は全体的に若干フラットすることが多いです。なんでかな〜?と思ってたんですけど、おそらくリズム隊だけにベースを聴きながら歌ってるのかなぁと。僕も大量にボーカル入りの楽曲を納品しなきゃなんない時に、工数削減の為、ドラムとベースだけのカラオケで歌ったことあるんですね。そん時、とっても手応えのあるボーカルテイクだったんですけど、あとでギター等のウワモノ入れたら、キレーに若干フラットしてるんですよ。DAWソフトで全体をクイっと持ち上げて治したんですけど。
これは十二平均律と周波数、音の輪郭を司る倍音ってやつが影響してるっぽいですね。綺麗に倍々にならないらしく、倍音が増えるにしたがってズレる見たいです。気持ちよく歌える、弾ける環境作りってのも大事なんですねぇ。気をつけます。小難しい音楽の話をさっぱり解説してくれるこの本は面白かったです。↓
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