the heiz『HEY HO GO JOHNNY GO』楽曲解説1 〜HEY HO GO JOHNNY GO

タイトルの意味が分かりにくいですが、the heizのアルバム『HEY HO GO JOHNNY GO』収録曲、『HEY HO GO JOHNNY GO』について解説してみます。

<前回はこちら>

作曲について

the heizは最初ガレージパンク的なところから始まりましたが、最終的にパンクンロール(Punk N Roll)に行き着いたバンドです。なので、歌詞的もジャンル的にも「これぞ、パンクンロール!」といった曲を書きたいと、3,4年前から考えてたんです。

the heizの曲は主にタイトルと詩から考えます。曲先だと、ただでさえ難しい英詩をつける作業の難易度が倍以上になるからです。

それである日、(多分お風呂の中で)、ラモーンズ(Ramonesの「BLITZKRIEG BOP」の掛け声”Hey Ho Let’s Go”と、チャック・ベリーChuck Berryの「Johnny B. Goode」のサビ”Go Johnny Go Go”、二つの印象的なフレーズを繋ぎ合わせたタイトル「HEY HO GO JOHNNY GO」を思いついたんです。検索しても他は出てこないし、「ヤッター!」と思いましたね。歌詞が浮かべば曲が出来たのも同じですからね!このエピソードはThe Rock’sの安田さん、L.S.D.のTatsuyaさんも覚えてくれてたので、2019年までには構想があったんだと思います。

伝説のデビューアルバム収録スタジオバージョンは、「アイ!オー!レッツゴー!」って言ってますよね。。
僕が一番好きなギタリスト、チャック・ベリー大先生の代表曲。

ところが、、、、、そこから実際作曲を進めてみると、ダサいのばっかり出て来て。苦笑 何個かのバージョンはスタジオでもバンドで演奏したんですが、やっぱりダサく。確かアルバム「THE GUN」にも入れたかったけど、完成しなかったのでボツになったような気がします。

そうこうしているうちにコロナ禍突入。2022年夏、活動再開とアルバム制作を決定した頃に(お風呂の中で)、ついに!ブレイクの掛け声が思い付いたって感じですね。このブレイクはthe heizの「Chicken Bone」でも使ってる、ジーン・ヴィンセント(Gene Vincent)「Say Mama」風ブレイクですね。あとワンコーラスごとのブレイクはエディ・コクラン(Eddie Cochran)の「Something’ Else」の影響が強く。最後にラモーンズの「Surfin’ Bird」的な雰囲気のコーラスを思いつき、めでたく完成。

なかなか演奏する機会がないけど大好きな曲です。
この曲のカバーはたまに演奏してますね。
たまにスタジオでやりますw
この曲もカバーしたい!たまにトライはしてるんですが。

バンドアレンジとレコーディング

ドラムのキムさんに「2ビートな感覚で」とお願いしたら、2、3テイクでもう完成したので、これは良いぞと。

レコーディングは、スタジオで「せーの」の一発録り。歌あり、カラオケそれぞれ1テイクずつを録音。歌詞の一部が未完成だったため、ボーカルテイクは未使用で後日別録り。ギターも間奏が出来てなかったので弾き直しましたね。自分だけ追試です。

the heizの間奏はLIVEで尺を調整することができるように3コードにすることが多いのですが、間奏のあとにリフに戻ることを考えて1コードにしてみました。ですが、、1コードで間奏を作るのってやっぱり難しいですねぇ〜苦笑 このフレーズが完成するまで結構時間かかりました。

間奏の最後で出てくる変な響きの上昇フレーズは、「Hurry Up Baby」でも使ってるやつで。1コードの時に困ったらオススメです。例えばコードがAの時は、A7鳴らしたあと、A#dimで同じフォームのまま3フレットずつ(1音半ずつ)ズラしていけばOKです。お試しあれ。

この曲はキムさんの太い声の低音コーラスがファニーでお気に入りです。アサコさんもライブではオクターブ上で歌ってますが、音源では頑張って下のキーで歌ってるので聴き取ってみてくださいねw

アルバムタイトル曲、パンクンロールと言えばこの曲!と言われるようになりたい。
この曲の間奏でもA7を鳴らした後、A#dimで3フレットずつ上がっていきます。

↓アルバムは各種音楽配信サービスで聴けます♪



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