RUDEMENT(リュードマン)との付き合いは長く、かれこれ20年くらいになりますね。最初は別に仲が良いわけじゃなかったんです。本人達にも言ってますが、音楽があんまり好きじゃなかったんす。苦笑 ただ、10年くらい前に今の5人体制になってから、どんどん良くなって、今もその勢いが止まらない感じで。見るたびに感動させてもらってます。
音楽的には、我々同世代の人間が青春時代に浴びたJーロックの集大成的な感じで、語弊を恐れずに一言で言うと歌謡ロック。一番近いのはユニコーンかも。(RUDEMENTは同じメンバーでユニコーンのトリビュートバンドもやってるし)
ボーカルの萩原哲さんはロカビリー/オールディーズ畑出身なんすけど、RUDEMENTではそれを感じさせない、どストレートな歌謡ロックが魅力です。個人的に日本語でロックするのはとっても難しいことだと感じてまして。ベタっとした日本語には、やはり多少ベタっとした曲調が合う。要するに日本語でロックするなら歌謡ロックこそが自分の答えなんです。(本当のロックンロールを追い求めるとどうしても英詩になってしまうので。。)RUDEMENTはそんな歌謡ロックを等身大で、肩の力を抜きつつ、そして暑苦しく演奏してくれる貴重なバンドですね。
ステージに溢れる、(そしてこぼれ出してしまう)メンバー間の仲の良さは、まるで高校生。いまさら「仲間って素晴らしいな」なんて感じさせてくれます。それは客席にも飛び火してまして。地元を愛する彼らは地域のイベントにも引っ張りだこで、自主イベントは満員御礼の祭り会場。会場にいる人が老若男女問わず、みんな「仲間」になってる。これはすごいことだと思いますね〜。
進化する中年。今最も輝いているおっさんバンド、RUDEMENTは一見の価値ありです。