名付けるのが苦手〜悪いネーミングのやり方

この記事の概要

「嘘・大袈裟・紛らわしい」そんな戯言が得意な僕です。シュールだったり意味不明なものが好きですね。そんな僕にはどうやらネーミングセンスが足りないのです。失敗事例から学んでみましょう。

悪いネーミング事例:よく間違われるバンド名

『ミルクティース(MILKTEATH)』

×(誤)ミルクティーズ
○(正)ミルクティース

乳歯を英語でMilk Teethと言います。ビートルズがBeetle(カブト虫)をBeat(ビートミュージックのBeat)と掛け合わせてダブルミーニングの造語を作ったので、もちろんやってみたくなるのが人情というものです。Milk Teethとお茶のTeaを掛け合わせて、Milkteath。ま、カタカナにしちゃうと、どちらも「ミルクティース」。どう考えてもわかりづらいっすよね。失敗!

『the heiz(ザ・ヘイズ)』

×(誤)the heiz(ザ・ハイズ)
×(誤)the heinz(ザ・ハインツ)
○(正)the heiz(ザ・ヘイズ)

結成当初、「悪いビートルズ」「スーツを着たラモーンズ」をテーマにしていて。最初のアイデアは「Hey Hey Hey’s」とかだったと思います。Hey’sやHazeとかを経由、「ヘイズ」の読みを残し、発音記号で表記しようということになりました。モータヘッドのドイツ語風のロゴのイメージが素敵だなぁと思いまして。なので発音記号っぽくいつも小文字で「the heiz」と記載してるんです。まぁ、そんなもの伝わるわけ無いですよね。今思うと「the héiz」←「é」を使えば良かったですねぇ。。あと、後日知ったのですが、「ei」の部分って基本「アイ」って発音するみたいです。なので、海外では「ハイズ」と呼ばれることが多く気まずいです。しかもケチャップの大手メーカー『HEINZ(ハインツ)』さんと一文字違いですしね。。失敗!

こちらのAllAboutさんの記事が参考になりました。
https://allabout.co.jp/gm/gc/65425/

悪いネーミング事例:よく間違われる曲名

真っ赤なジェリービーン – ミルクティース(MILKTEATH)

×(誤)真っ赤なジェリービーンズ
×(誤)真っ赤なチェリービーン
○(正)真っ赤なジェリービーン

ゼリーでできた豆の形をしたお菓子。日本語でカタカナだと伝統的には「ゼリービーンズ」なのでしょう。Wikipediaもそうなってました。歌詞は【君が小瓶から一粒を取り出す】イメージ。だから単数系で「s」が消えるのでジェリービーン。ハイ、伝わらないですよね。苦笑 人気がある曲なだけに残念です。失敗!

悪いネーミング事例:意味が伝わらないアルバムタイトル

the heizのアルバム『pronounced ðə héɪz』

先に述べた通り、「ハイズ」と呼ばれることが多く、一度アルバムタイトルで正しておこうと。そう思いまして。失敗のリカバリーですね。責任感がある僕です。さて、このアルバムタイトルは直訳すると『発音はðə héɪz』。いうまでもなくレーナード・スキナードの名盤アルバム「Pronounced Leh-Nerd Skin-Nerd」を参考にしたんですね。今回は「ðə」も「é」もあるし大丈夫だろうと。そう思ってたのですが、まぁネット上はこうなりますよね。

(画像:amazon musicより)

「de」ってフランス語のドゥですよね?『pronounced de heiz』を直訳すると。。。

『発音はドゥheiz』←わかんねーよ!失敗。

悪いネーミング事例:同名アーティストが既に存在

ユニット名『異音@iON』

これは僕じゃ無いのですが、アサコさんが洗濯機に書いてある「イオン」の文字からインスピレーションを受け命名。ボカロPとかDTMerに好かれるよう、アットマークとか付けたんですね。僕は「i」を小文字にしたくらいの貢献です。ところが活動して1年ほど経った頃、音源配信サービスで偶然、同名のアーティストを発見。アットマークも「i」を小文字にするところも同じ!苦笑 しかも自分たちよりも先に活動されておられます。これは衝撃的でした。数多くのサイトに登録してしまった後だったので、改名のタイミングも逃し今に至ります。そしてアットマークや漢字が混在していることから、各種サービスやファイル名に記載する際は、ion k18などにする必要もあり、同一性が確保できていません。また異音@iONで検索すると、スーパーの大手『イオングループ様』の情報がギッシリ!SEOの観点からも色々マイナスです。失敗!

ネーミングにおける問題点

  • ダブルミーニングや字面の視覚情報など、技巧に走りすぎる癖がある
  • 個性的であるとの思い込みから、公表前の調査・準備不足である
  • 大手と近いネーミングをしている
  • ファイル名に使う場合や、海外での用途を考えられていない。

ネーミングにおける課題と対策

  • 受け取り手の立場になってネーミングする
  • 思い込みを捨て、公表前にしっかりと調査・準備を行う
  • 大手に近いネーミングを避ける
  • ファイル名に使う場合や、海外で活動することも視野に入れる

→ってか他の人に依頼する。。。(自分の才能を過信しない)

所感

こんな風に地味にたくさん失敗してます!!orz
ただ、ニックネームだけは喜んで使ってもらえることが多いなぁ。(←自分を慰めてみる)



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