結論
非日常の中の日常を描く良作品。三丁目の夕陽を思い出しました。
鑑賞前の状況
前情報なし。以前、キリアン・マーフィの出演作を見まくってた時期があり、必然的にアイルランドに興味が湧いてくるので、アイルランドの問題については少しだけ記憶に残ってます。こちらの映画もアイルランドもの。(キリアンは出てません。念の為。)
鑑賞後の感想と考察
時代背景と町を取り巻く状況に翻弄されながらも、日々の暮らしに忙しい市井の人々、家族の内面を爽やかに描写しています。庶民生活のノスタルジー感は三丁目の夕陽を思い出しました。
それにしても、日常の会話にユーモア、へらずぐちが多いのは素敵ですね。文化なんでしょうか。ちょくちょくうまいこと言おうとするのが素敵。
本作は北アイルランド、ベルファストの1969年を描いています。下準備なしでも楽しめると思いますが、アイルランドの歴史について軽く調べておいた方がより入り込みやすいかも。自分もうろ覚えだったので、観賞後に調べました。このサイトがわかりやすかったです。
北アイルランドの「誕生」から100年 – 今も続くアイルランドの複雑な問題(英国ニュースダイジェスト)
ちなみに本作はモノクロの映画です。時代的なものではなく監督の記憶をカタチにした表現として採用されているとのこと。自分的には1969年よりももっと前に感じてしまったのが残念。
鑑賞の背景
最近prime videoに追加になったということで。短い映画は、鑑賞のハードルが下がって嬉しい。本作は1時間38分。
その他・所感
監督のケネス・ブラナーは俳優として大活躍されてる方ですね。クリント・イーストウッドもそうですが、多方面に才能を発揮できるってすごい。