【Mac】OneDriveにデータ移動した時の失敗談

AirMac Time Capsule(2TB)に保存していたデータを、OneDrive(Microsoft Office365の特典1TB)に移行した際、ほぼ手作業で2ヶ月くらいかかったお話。

背景

10年ほど前からメインのPCとしてMacを使うようになり、ネットワークドライブとWiFiルーターとして、Apple純正の「AirMac Time Capsule」 なるものを購入し活用していました。速度はあまり速くなかったけれど大変便利でしたね。自動でバックアップもしてくれたし。

ところが2023年の春先、経年劣化なのか、中のデータが見れたり見れなかったり、接続できたりできなかったり、「気まぐれな白い箱」と化してしまったのです。。メインのデータを全部そこに放り込んでいたので焦りました。すでにAppleでは「AirMac Time Capsule」 は生産中止。後継モデルもなく買い換えることもできない。

目的

そこで、AirMac Time Capsule内の重要なデータを、Office365の特典として与えられているクラウドストレージ、「OneDrive(1TB)」に移行することにしました。

作業開始

ほぼ手作業です。AirMac Time Capsuleは気まぐれに接続が解除されます(マウントが解除される)ので、データにアクセス出来るときにコピーし、PC内のOneDrive同期フォルダにペースト。これの繰り返しです。データが2TBくらいあったので、一気に複数のフォルダごとコピペしたいですよね?そうすると途中で落ちるんです。。なので、仕事の合間に少しずつトライして1ヶ月くらいかかりました。。前回コピペが失敗したフォルダを目視で確認するんです。流石に気が滅入りました。苦笑

新たなる問題発生

なんとか全データのコピーが完了した!と思ったのも束の間、今度はPC内のOneDrive同期フォルダからクラウド上のOneDriveへのアップロードがうまく行かない。途中で止まるし、PCのファンは猛回転。常に「シューシュー」言ってる始末。

原因を調べてみると

  1. ファイル名にWindowsでは使えない「文字」が入っている
  2. フォルダ名ファイル名を合わせたパスが長すぎる
  3. 同期対象の容量が大きすぎる
  4. 同期対象のファイル数が多すぎる

こういう場合は同期がうまく行かないことが判明。全部当てはまってるので少しずつ対処。

対策実施

対策①ファイル名にWindowsでは使えない「文字」への対処

OneDriveソフトでエラー表示されるので、都度対処。
①はAdobeのPremiere関連のフォルダで特にエラーが多かったです。またApple純正ソフトLogicのファイルもクラウド上で変な表示になります。(Macでは1ファイルとして表示されるけど、実はフォルダなんですよね。これはGoogle Driveでも同じ現象が起こります。)

→Adobe Premiere関連、Logic pro X関連のファイルの移動を断念

対策②フォルダ名ファイル名を合わせたパスを短くする

こちらもOneDriveソフトでエラー表示されるので、都度対処。
→フォルダ名やファイル名を短めに変更する→同期が再開。

対策③同期対象の容量を減らす
対策④同期対象のファイル数を減らす

→面倒くさいですが、一旦外付けhddに退避させて、少しずつ同期を進めました。

さらに1ヶ月くらいかかりデータの移行が完了。

結論

「コトが起こってから対処するのではなく、コトが起きても大丈夫なようにしておくことが重要」と何かの本に書いてありました。
PCやデータのバックアップもそうですよね。僕はいつも金銭的に余裕がなかったので、「コトが起こってから、最安値で解決」という手法を取ることが多かったです。(今もそうですが。。)ただ、損失したデータは2度と戻ってこないので、大問題ですね。

また、バックアップ専用アプリや専門家のアドバイスを聞いた方が良いかもです。時間と工数が無駄でした。無駄、無駄、無駄ァァア!!

未来の自分に伝言

・ちゃんと調べてからやれ
・AppleとWindowsの相性の悪さを意識せよ
(ファイル名のWindowsでは使えない「文字」の確認、ファイルのパスの長さ)
・容量やファイル数が多い場合は、バックアップソフトを検討せよ

おまけ

以前やらかした失敗としては、10年以上前?ミルクティースのライブの前日にPCが故障。ミルクティースは打ち込みありきのバンドなので、急いで安いPCを買いに行って、外付けhddに残っていたデータと、かなり昔にCD-Rに焼いたバックアップデータだけでライブトラックを制作した経験があります。

その時に損失したデータは、PC内に保存していた直近1、2年の音源制作データ、そしてライブ会場にてアンケートで収集したミルクティースの顧客データです。

学習してねぇなぁ。苦笑 明日から頑張ります。



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