書籍『ほどよく忘れて生きていく – 藤井英子』感想と考察

結論

優しい親戚とお話ししてるような、押し付けがましくない「さわやかな」心療系の本でした。

鑑賞前の状況

僕は基本的によく悩む性格ですので、心療系、メンタルヘルス系、認知行動系、自己啓発系の本は結構読んできました。91歳の現役心療内科医が書いた本ということで、どんな内容なのかドキドキしながらページを手繰ります。

鑑賞後の感想と考察

一言で言うと「さわやか」です。今まで読んできた他の本には「解決もの」「しくみ」「how to」的なものが多かったのですが、それらが比較的少ない印象。読み始めた当初こそその違いに少々物足りなさを感じたものの、ページをめくる度に藤井英子ワールドに引き込まれていく。さわやかな世界へ誘ってくれる、そんな印象です。表紙や写真などもワールド形成に一役買っており、手に取った感じも良いですね。紙の本も良さも改めて教えてもらった気がします。
それにしても高齢の方の、特に戦時中・戦後における凄まじい経験。皆さん立ち止まる暇などなく、とにかく行動あるのみだったのでしょう。それが人生の秘訣なのかもしれません。今の自分は、立ち止まることのできる環境に居るからこそ、行動が欠如し精神が蝕まれているのではないか?と感じましたね。

鑑賞の背景

藤井英子先生は、前々職の上司のお母さんなんです。知り合い関連の本ということで期待してなかったのですが、この本は当たりでしたね。

リンク

・サンマーク出版
https://www.sunmark.co.jp/detail.php?csid=4035-7

その他・関連書籍

ミルクティースの直介さんから以前紹介してもらった本も、少し雰囲気が似ていて素敵だったのでリンク貼っておきます。



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