結論
いろんな映画を観た後でも、もう一度観る価値のある映画だと感じました。少しも古く感じない。
鑑賞前の状況
20年くらい前にテレビやレンタルビデオで2回くらい観たのかな?全体的にざらついたディストピア的な雰囲気と、外人バックバンドとの演奏シーン、スラム街の描写のシーンが印象に残ってました。
鑑賞後の感想と考察
素晴らしかったですね。思い出補正では無かったです。架空の町「¥en Town」の世界観に没入させてくれます。元々ざらついた雰囲気なので、今観ても古さを感じませんし。やはり僕は音楽も映画もデザインもローファイな物に惹かれてるんだなぁと再認識。個人的に面白かったのが、昔観た時と今とでは感じ方が違ったこと。「このシーンってこんなに短かったのかな?」とか、あんなに気になっていたバンド演奏シーンの首からエフェクターぶら下げてる所とか、今回は気づきませんでした。今は違う所が気になって目線がそっちへ行ってるんでしょうね。
鑑賞の背景
確か良い映画だったからもう一度観たいと思っていたのですが、脳内の「青春の思い出補正」だったら残念だなぁと思って先延ばしにしてました。Prime Videoの見放題は対象外でしたし。最近90年代のカルチャーに向き合うことも増えたので、改めて鑑賞した次第です。
その他・所感
サウンドトラック的な「YEN TOWN BAND」のアルバム『MONTAGE』を聴き直してみましたが、これまたローファイで素敵。そしてサウンドや楽曲の質感が、レニー・クラヴィッツがプロデュースした「ヴァネッサ・パラディ(Vanessa Paradis)」のアルバム『Be My Baby』とかなり似ていることを発見。ヴァネッサのアルバムが1992年、YEN TOWN NANDの方は1996年ということで、リファレンス的に意識したのかなぁ?なんて妄想しましたよ。